これまでのGRKシリーズのRWDモデルは、まずAWDモデルを設計し、そこから後輪駆動へとアレンジしていました。その操作性と旋回性の高さはコンペティションの世界でもトップレベルで、多くのドリフターに愛用されてきました。「RWD専用で設計したら、究極のドリフトマシンが誕生するのではないか?」その思いから、GRK4はAWDモデルとの共用という伝統を捨て、ドリフトでのコントロール性を追求するためにRWD専用で設計しました。RWD専用に割り切ったことでバッテリーとモーターをこれまでのモデルよりもリア寄りに搭載することが可能になり、トラクション性能と旋回性能を高いレベルで両立しました。シャシー中央に取り付けられたバーチカル形状のアッパーデッキは、前後方向のピッチング剛性を高めつつ、適切なロールを誘発します。
モーターとバッテリーはGRK3より約8㎜後方にマウント。リヤ寄りの重量配分になったことでトラクション性能が高まりました。
ステアリングラックはGRK3よりもフロント寄りに設置。ドリフトに適したアッカーマン角度の設定がしやすくなっています。
“エアダムバンパー”と呼ばれるフロントバンパーは、内部のフィンで空気の流れを整流し前輪の接地性を向上させる効果があります。
2本のアッパーデッキをつなぐポストは装着位置を変更可能。またリヤショックタワーのたわみを防ぐフィンプレートも着脱できる構造になっています。
キングピン及びトレール角を調整できる多機能ナックルを装備。アルミ製ホイールハブはGRK3同様、ブレーキディスク型を採用しています。
ステアリングサーボはフローティング搭載方式を採用。前後に位置調整ができるようマウントプレートには長穴処理を施しています。
カラーバリエーションは、ブラックアルマイト、パープルアルマイト(艶有)、レッドアルマイト(艶有)の3色です。
競技シーンに向けて、板厚や形状をブラッシュアップし走行性能を底上げするコンバージョンキットも発売。
D1GPに参戦するINFINITI Q60を忠実に再現したボディキット。SHIBATA GIGAS INFINITI Q60